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労災指定病院とは?
以下の事例を見てみましょう。
【事例1:Aさんの場合】
工事現場で足を骨折したAさんは、救急車で運ばれた近くの病院で治療を受けました。請求書を見て驚いたのは、治療費が15万円だったこと。「労災なのになぜ?」と思ったAさんでしたが、その病院は労災指定病院ではありませんでした。
【事例2:Bさんの場合】
【事例1】のAさんと同じような怪我をしたBさんは労災指定病院で治療を受け、窓口での支払いは0円でした。
労災指定病院とは
労災指定病院とは、正式には「労災保険指定医療機関」と呼ばれ、都道府県労働局長が指定した医療機関のことです。全国に約5万か所あり、町の小さな診療所から大学病院まで様々な規模の医療機関が含まれています。
重要なのは、この指定を受けている病院かどうかで、患者さんの負担が異なることです。
一般病院と労災指定病院、こんなに違う患者負担
治療費の支払い方法の違い
労災指定病院と、一般的な病院とで、以下のような違いがあります。(受診は、労災による怪我であることを前提とします)
労災指定病院の場合
✔️ 窓口での支払い:0円(労災保険の範囲内)
✔️ 手続き:病院で書類提出のみ
✔️ 時間:その場で完了
一般の病院の場合
✔️ 窓口での支払い:全額(10割負担)
✔️ 手続き:労働基準監督署への申請が必要
✔️ 時間:還付まで数週間から数か月
実際の金額の差
業務時間内での作業中に、手の骨を折ってしまった場合を見てみましょう。
【事例】手の骨折で手術が必要になった場合
手術費用:約20万円
入院費用(1週間):約10万円
合計:約30万円
労災指定病院なら窓口負担は0円ですが、一般病院では30万円を一旦支払う必要があります。
仕事での怪我の場合に労災指定病院を選ぶべき3つの理由
1. 経済的な安心感
労災による怪我は突然起こります。手持ちの現金がない状態でも、労災指定病院なら安心して治療を受けることができます。怪我の内容によりますが、1回の治療費に数万円~数十万円を立て替えするのは大きな負担と言えるのではないでしょうか。
2. 手続きの簡単さ
労災指定病院での手続きは必要な書類を病院の窓口に提出するだけなので、比較的簡単です。労働基準監督署に手続きのため通う必要もありません。
3. 治療に集中できる
お金の心配をしなくて済むため、 治療に専念できます。「費用が心配で通院を控える」といった本末転倒な状況を避けることができます。
「でも労災指定病院が近くにないのでは?」と心配されている方へ
思っているより多くの病院が指定されています
「労災指定病院は特別な病院だけで、自分の住んでいるところにはないのでは?」と思われる方もいらっしゃると思います。
ただ実際には、身近な医療機関の多くが労災指定病院になっていることも多いです。具体的には、以下のような施設です。
✅ 地域の総合病院



